劣等感は「自分が劣っている」と感じた時の不快感だった
劣等感を感じるときは、自分に自信がもてない状態です。
人間関係の中での劣等感は、自分は相手より劣っているという漠然とした感覚としてあらわれます。
自分が相手より「下になった」、「下に見られた」と感じるとき、
人は劣等感を感じてしまうのです。
劣等感を感じることはインナーチャイルドにとって不快なことです。
だからインナーチャイルドは不快から抜け出すための反応をします。
イライラしたり、悲しくなったり、ネガティブな感情をつかって抜けだそうとするのです。
むしろ、ネガティブな感情を使うことで、幸せになろうとしていると言えます。
そういう意味で、劣等感はインナーチャイルドと関係しています。
ネガティブ感情を使って幸せになる作戦?
でもここでちょっと、疑問に感じませんか?
ネガティブ感情を使って、不快から抜けだすことなんて、可能なのでしょうか。
実は、ネガティブ感情を使って不快から抜け出す方法そのものは、とってもポピュラーです。
ちまたではそんな人間関係のやりとりが、少なくないはずです。
例えば、
気に入らない相手にイジワルしてやるとか、皮肉を言うとか、無視するとか・・・
そうやって自分の気分をすっきりさせようとする癖が、人間にはあります。
その相手に劣等感を感じているとしたら、なおさら感情がざわつき始めます。
インナーチャイルドは、そういった不快な感覚から抜けだそうとして、
いろんな反応をしているわけです。
基本的にはネガティブで強い感情を使って、相手を服従させる作戦です。
自分は変わることなく、相手だけを変えようとするのです。
怒ることで謝らせたり、皮肉を言うことで話の腰を折ったり
表面的には調子をあわせながら、心のなかで反発してみたり
インナーチャイルドの個性によって、いろんなバリエーションがあります。
ですがこの作戦には勝利者がいません。
相手にだってインナーチャイルドがいるのですから
お互いのインナーチャイルド同士の作戦がぶつかり合い、こじれてしまいますね。
このままでは賢い方法とは言えません。
私なら、あなたにインナーチャイルドのワークをおすすめしたいです。
イラだちや、悲しみをぶつけあうだけでは、状況が変わらないことなんて
誰もが知っているはずです。
本当のあなたは、もっと楽に自然に素晴らしくなれるとしたら、
あなたなら、どんな選択をしますか?