インナーチャイルドはいない?
「インナーチャイルドなど自分にはいない」
と思うときはありませんか?
なぜでしょうか?
考えられる原因として
インナーチャイルドは良くないもの
悪いものだという
存在への否認があります。
ネガティブな悪いことだと思っていると
気づくことが難しいかも知れません。
自分の感情の好ましい表現や感覚以外は
封じ込めようとする
インナーチャイルドもいます。
自分はもう癒やされているから
インナーチャイルドはいない
と、
そのように信じたい
インナーチャイルドです。
こうした
インナーチャイルドは
信じていることに疑いを持ったり
人に指摘されたりすると
不快になったり、不安になったりします。
怒り出したり、話をそらしたり
することになります。
インナーチャイルドは
ネガティブなものだという認識が
インナーチャイルド自身にあるからです。
しかし
インナーチャイルドこそ
ミラクルへの最短距離だ
と、知っておけば
そんな否定をする必要もなくなります。
わたしがインナーチャイルドの発見を
あなたにお勧めしたいのは
インナーチャイルドが
あなたのさらなる可能性を
間違いなく秘めているからです。
あとで実験するとわかりますが
インナーチャイルドはあなたを
守るために存在しています。
インナーチャイルドのパワーを
上手に導くことさえできると
素晴らしい可能性に気づけます。
あなたをいまよりもっと
自由で豊かな人生へと
向かわせる最短の距離でしょう。
大切なのは「統合のレベル」を高めていくこと
私の経験では
感情を感じる感性が鈍くなっていたり
無感覚になっていると
インナーチャイルドが見つかりません。
自分ではよくわからない
ということですから
そのままでは
精神の統合レベルが低い、
ということです。
精神の統合レベルが低いままだと
いろ〜んなあなたが
バラバラに動きますから
不協和音が響きます。
反対に
精神の統合レベルが高いとは、
潜在意識レベルの
いろ〜んなあなたの側面が
オーケストラの音色のように
調和してハーモニーを奏でている状態です。
私たちの心には
複数の副人格ともいうべき
インナーチャイルドが存在するのが
当たり前なのです。
そのことに気がつかないでいると
人生の中で、自分でもよくわからない
自分の振る舞いや感情に
悩まされることになりますね。
これが不協和音です。
それでもいいかと気にしなければ
済む話ですが、
そうもいかないのがインナーチャイルドです。
放置していると
あなたの中で、どうして欲しいこうして欲しいと、
それぞれめいめいが
ささやき続けるわけです。
どんなインナーチャイルドも
何かしらの目的をもって存在しているのですから
それは当たり前のことです。
インナーチャイルドの側には悪気がなくとも
あなたはささやきに影響された言動を
取ってしまいがちです。
不協和音の結果ですから
あなたが望む調和した状態に
なりえないはずです。
だからこそ
インナーチャイルドと
正しく向き合っていく心の技術を持つべきです。
自分の思考や感情の動きを見つめることで
自己否定のない
成熟した態度が生まれます。
これが自然な自己実現へと向かう
正しい成長のプロセスと言えるでしょう。
潜在意識を観察するための2ステップ
まず知っておくべきことは
インナーチャイルドを見つけられる、ということは
自分の意識の視野が広くなっているということであり
精神統合のレベルが以前よりも高まっている証拠だということです。
ですから安心してインナーチャイルドを
発見してくださって大丈夫です。
ではインナーチャイルドを簡単に見つけるために
潜在意識を観察するトレーニングを
ご紹介しましょう。
Step1:静かに深呼吸する
4秒かけて
鼻から息を吸って
8秒かけて
口から息を吐きます。
4回ほどおこなってください。
秒数は心のなかでカウントしても構いません。
もし時計の針の音が聴ける環境なら
秒針の音を聴きながらおこなうと便利ですよ。
Step2:身体の反応を観察する
苦手な人、苦手な状況のどちらか
または両方を思い浮かべます。
そのときの身体の反応を観察してください。
潜在意識は身体の変化として
即座に現れます。
喉がしまる感じ
身体が固くなる感じ
圧迫感
・・・など、
何かしら微弱な変化に注意を払って下さい。
お分かりでしょうか?
この反応を起こしているのが
インナーチャイルドです。
あなたの想像力に反応して
潜在意識レベルで
身体が「闘争/逃走反応」を示しているのです。
あなたという存在を守るために、
闘うか逃げるかをするための反応です。
これが基礎的な
潜在意識の観察トレーニングです。
その身体感覚が
どんな意志やメッセージを
宿しているのかは
まだ解らなくても大丈夫。
まずは
この観察力を磨いていくチャレンジを
何度か繰り返してみてください。
こうした肉体のサインに
気がつくようになってくると
それもすべて自分という人間の
一側面だと理解できるようになります。
どれもこれも自分なのだと
知性と感性で納得できる幅が大きくなるにつれて
統合のレベルが高まります。
まとめ
慣れてきたら、
日常での身体感覚を感じるように
してみてください。
きっとこれまで気がつけなかった
微妙な変化に気づけるようになってきます。
不思議なことに
自分の微妙な変化に鋭くなると
他の人の微妙な変化にも鋭くなります。
あなたの感性がグレードアップしたからです。
こうしたステップで
自分の潜在意識との対話の準備も
整っていきます。