インナーチャイルドの癒しについて
読者さまから頂いた質問にお答えします。
「インナーチャイルドの目的がわかりません。
会話しても、姿や形の変化がありません。」
インナーチャイルドは
大切な目的があって存在しています。
だから
本当にしたかったことを
尋ねてあげることで、癒されていきます。
だけど
インナーチャイルドを
大切にしたい気持ちはあるのに
それがなかなかインナーチャイルドに伝わらず
うまくワークができないケースがあるものです。
つまり
自分と自分の対話の
風通しがわるい、という意味です。
頂いている質問はそういったときに
体験してしまうケースです。
もしインナーチャイルドって
本当に自分にも感じられるのかな?と
感じたなら、ぜひここで紹介する
ヒントを参考にしてみてくださいね。
インナーチャイルドの目的がわからなくともできるインナーチャイルドワーク
インナーチャイルドワークでは
ご自身の感情の発信源は
身体感覚である、と定めます。
なので
身体の部位をなんとなく探り。。。
その感覚にもし、
色を感じるとしたら、何色で
形があるならどんな形かを
てきと〜に、想像してみることから
始めます。
そして
まるで話しかけるような気持ちで
名前をつけてあげて。。。
まあ、見た目が黒かったら
くろちゃんとか、
そのくらいの簡単さがいいです。
で、
名前で呼びかけると
すこし嬉しそうになることもあります。
(それが自分の創りだした想像でもいいんです)
このように
あたかも自分の感情にキャラクターがあるかのように
接してみることがポイントです。
そしてこれは、非常にパワフルな効果があります。
ちなみに
わたしの提案する方法と同じ構造を
催眠療法にも発見できています。
自我状態療法と言います。
私がインナーチャイルドと呼んでいるものは
自我状態療法では
主人格とは違うという意味で
「部分人格」として扱われています。
「部分人格」とコミュニケーションを取ることで
とても深い自己理解にいたり、自分のいろんな人格とも
自然に統合して良い部分が伸びていくのです。
参考:「現代催眠言論」 高石 昇著
ほかにも同じ構造のメソッドが海外にもあります。
おそらく私がインナーチャイルドワークとしてお伝えしているものは
人間にとって普遍的に有効なアプローチと言えるでしょう。
ただ、ひとりで行う場合
そういったコミュニケーション自体が
うまくいかない場合がありますよね。
そんなときは
こんな風に、じっくりと
やってみてください。
案外、動画をみることで
雰囲気がわかり、できてしまうものですから。
答えてくれないインナーチャイルドの癒やし方
心のなかで試してみて
効果が少しでも感じられたら、ぜひ続けてください。
あなたが、あなた自身のいろんな側面と
仲良くなることができると
あなたの生き方は
今まで以上に、より楽しく魅力的なものになります。
QPちゃん
@
インチャイ君を見つけて 話かける自分が大人じゃなく迷子の子どもの感じがしました。
インチャイ君と迷子の自分とが同化する感じがしました。
くにさき
@
QPちゃん
そうですね。
話しかける自分が「迷子の子供」の感じがする
というのは解りやすい描写です。
まさに、「インチャイ君」と「迷子の自分」が
同一化している状態です。
実は「迷子の自分」も、インチャイ君なのです。
これはインチャイワークをしている時に
よく起きる現象です。
そういう時は、
「迷子の自分」は、身体的にどこに感じるのかを
観察してみてくださいね。
じっくり観察することで
インチャイ君から、脱同一化できますから。
観察する側の自分は
インチャイ君の思いぐせから離れた
自由な存在です。
一段、高い視点を持っている自分なのです。
インチャイとの同一化に気がつくたびに
観察をして離れてみる。
それを繰り返していくと
どうなるのでしょうか?
常に自分を暖かに見守れる「自分」のまなざしが
生まれるのです。
そうなると
自分の感情や振る舞いに
否定的な感情を抱かなくなります。
なぜそのような感情や振る舞いを
しようとするのかを
理解するようになります。
結果として
自己への受容が高まります。
QPさんはさらに
自由で成熟した心を育んでいくことが
できます。
ぜひ「迷子の自分」をも、
観察することを
続けてあげてください。