本当の対話ってなんだろう?
話を聴いてほしいだけだったのに、
お説教をされたり、正論ばかりのアドバイスをもらって
トホホな気分になることってありませんか。
その一方で、
じぶんが感じていることを、誰かに聞いてもらえていて、
ただ相づちを返してもらえるだけで、
心も頭もクリアになった…
という経験をされたことが
あるかも知れませんね。
何かのアドバイスをもらったわけでもないのに
妙にスッキリしたり、良い考えが浮かんでくる。
これってなんでしょうね?
今日はその違いの本質を
お届けします。
じつは
カウンセリングとかコーチング、
話すことのセラピーなどでも
そういう気づきやスッキリが
起きる仕組みになっているんです。
こちら側のじぶんの発した言葉が、
あちら側の相手に届き
相手のうなずきや物腰が、こちらに届き
それを受けてまた、こちらが話す…
まるで磁石が描く渦のような
フィードバックのループがそこには
あるのです。
たった1つの気づきの対話
私たちの気づきにとって大切なのは
対話的であることです。
お互いの循環によって
必然的にお互いの変化が芽生えるのです。
あちら側にあるのは人とは限りません。
モノ、コトの場合もあり、
周囲の環境のすべてです。
じぶんの発する行為で
周囲が変化し
周囲の変化でまた
じぶんが変化する。
そもそも生物は
そのように環境と対話しています。
そうやって、じぶんを対話で調整するのです。
私たちも生物であるのだから
周囲との対話で
じぶんを調整します。
生物同士なら
お互いの対話で
お互いが調整します。
生きることはつまり、
じぶんと、
じぶん以外の他者との
コミュニケーションなのです。
まるで
互いに変化し続ける
ダンスのように、です。
上質な対話では
こういうことが起きているのです。
心から聴くためには?
最初から、じぶんの意見をもって
相手の話を聞くことをやめるのです。
答えは互いの対話のなかで
瞬間、瞬間に生まれますから。
あるいは
じんわりとにじむように
現れてきます。
もしかすると
その対話が終わったあとで
独りの時間で出現するかも知れません^^
対話とは
互いの言葉から、気づき、学ぶことです。
お互いの「違い」を「間違い」にせずに、
違いそのものに関心を持つのです。
きっと「違い」から
盲点が晴れて、さらに世界が拡がることでしょう。
まずはここから始める
答えを準備せず、結論を決めつけずに話を聴くことです。
答えを急がずに(急がせずに)。
それは面白い…
なるほどいいね!
へえ、そんな考え方もあるのか、新鮮!
お互いの対話から
どんな良いものが生まれるのかに
意識的であれば、「うなづきの言葉」も
自然に出てきますよ^^