インナーチャイルドと「思いこみ」の関係は?
こんな質問を頂きました。
「インナーチャイルドとの対話をしていくことで、
固定観念(前提)などの元になっているものを発見
解消することができたりしますか?」
はい、もちろんできます。
固定観念と、いわゆる
「思いこみ」には
深い関係があります。
ひとつひとつ
考えながらお読みください。
インナーチャイルドは、
ある固定観念(前提)を通して
世界を眺め、
自分なりに解釈をしている
私たちの副人格(サブパーソナリティ)です。
ある固定観念(前提)を別の言葉で言い換えると
「解釈の眼鏡」です。
インナーチャイルドはそれぞれ
「世界はこういうものに違いない」
という「解釈の眼鏡」をかけているのです。
インナーチャイルドは、
自分の身を安全に保つことが
第一の目的です。
なので、
自分のかけている「解釈の眼鏡」にしたがって
行動のブレーキを踏んだり、アクセルを踏んだりして
危ない目に合わないように
バランスを取っているわけです。
つまり安全を確保するための
心理的なブレーキのことを、
ブロックと呼ぶのだと考えると解りやすいでしょう。
ブレーキ=ブロック です。
ここまでOKでしょうか。
なぜ私たちは「ブロックを解放」したがるの?
私たちがブロックを解放したいのは
それが
「快適な人生ドライブ」の妨げになっている
と考えているからではないでしょうか?
自動車で例えるなら、
信号が青なのに前に進めなかったり、
これからいよいよ快適な高速道路にはいるのに
入り口でプスン、と止まってしまうのでは
困ります。
ただし、
ブロック、ブレーキそのものが、
悪いのではありません。
アクセルと同じく
自動車を安全に走らせるために
必要なものですから。
インナーチャイルドのブロックも同じです。
私たちが安全に人生を運行できるように
バランスをとっているのです。
それを踏まえたうえで
より快適な人生ドライブのために
インナーチャイルドの
「解釈の眼鏡」=固定観念(前提)に変化を起こすことは
可能です。
そのためにも
インナーチャイルド側の都合を考えていきましょう。
インナーチャイルドは
なにか危険なことが起ころうとしてる(起こるかも知れない)と、感じると
緊張し、身を固くして、動かないようになります。
動かないことが、一番安心だからです。
「インナーチャイルドとの対話をしていくことで、
固定観念(前提)などの元になっているものを発見
解消することができたりしますか?」
という質問に立ち還ると・・・
インナーチャイルドは
過去に自分が体験した何らかの出来事を
自分なりに理解するために
「解釈の眼鏡」を手にいれたワケです。
ですから
固定観念(前提)の前提になっているのは
過去の出来事であり、
そこで学んだ解釈なのです。
例えば
もう、こんな危ない目にあいたくない
あんな思いをしたくない
こんな不快な感覚はゴメンだ
などなどの理由により
インナーチャイルドは
それが再び起こりそうな時は
あなたの行動に抗います。
ここでブロックが働くのです。
つまり
過去の出来事への解釈と、それに基づく不快感情と
それを回避したい戦略が
いまもまだ有効だと信じているので
ブロック、ブレーキとして
現れているのです。
なので、
ブロックのカラクリは、
ーーーーーーーーーー
インナーチャイルドによる
1:ある出来事で採用(学習)した解釈の仕方
↓
2:その解釈が生み出す好ましくない感情
↓
3:好ましくない感情の再発を避けるために
今も続いている回避行動(動かない、逃げる等)
ーーーーーーーーーー
だと理解できます。
インナーチャイルドは
「1→2→3コンビネーション」で
自動的に物事を捉え反応するのです。
固定観念を脱却してブロックを解放するには?
「固定観念(前提)などの元になっているものを発見」するには
2つの方法があります。
ひとつは
インナーチャイルドが、どの時点でどんな解釈を採用するに
至ったのか、記憶を思い起こすことです。
これは難しいし、あまり効果的とも言えません。
発見したからといって、解決はしないからです。
もっと簡単なのは
解釈の眼鏡をかけているインナーチャイルドに出会うことです。
そして
私のおすすめする、やり方での
インナーチャイルドワークをすることです。
この手法では
「1→2→3コンビネーション」の
3だけに注目します。
ーーーーーーーーーー
インナーチャイルドによる
1:ある出来事で採用(学習)した解釈の仕方
↓
2:その解釈が生み出す好ましくない感情
↓
③:好ましくない感情の再発を避けるために
今も続いている回避行動(動かない、逃げる等)
ーーーーーーーーーー
なんとなく動けない苦しさを感じてあげれば
それが回避行動そのものであり
ブロックしているインナーチャイルドです。
だから簡単に出会えます。
そして
ブロックには必ず
自分を守ろうとする目的があるのだから
守ることで、本当はどうしたいのかを
尋ねてあげると良いです。
おそらく絶対的に安全な状態になりたいと
インナーチャイルドは願っています。
好ましくない感情を体験したくないのです。
ここで、
「どうすれば、好ましくない感情を味合わずにすむのか」
などと、「どうすれば?」を考え始めると
ますます逃げたり、身を固くしたりします。
なので
「もし、絶対的に安全だったら、
本当はどうしたいの?」
と、
その先にある可能性に
意識を向けてあげると良いのです。
だから
インナーチャイルドワークでは
「本当はどうしたいの?」
というシンプルな質問を続けるのです。
参考リンク:
→ 自分で癒やす!インナーチャイルドワークの方法
質問に答える行為そのものが
インナーチャイルドにとっては
あらたな出来事であり、
あらたな学習体験です。
「本当はどうしたいのだろう?」
と、答えに意識を向けることで
制限ではなく、本来の可能性について
語り始めます。
語ることそのものが
新たな自己学習になっていくのです。
答えているうちに
ーーーーーーーーーー
インナーチャイルドによる
1:このワークで採用(学習)した解釈の仕方
↓
2:その解釈が生み出す好ましい感情
↓
3:好ましい感情を増進させるために
これから開始する行動(表現する、動く等)
ーーーーーーーーーー
という、
新しい「1→2→3コンビネーション」が現れます^^
以上のことから
「インナーチャイルドとの対話をしていくことで、
固定観念(前提)などの元になっているものを発見
解消することができたりしますか?」
・・・についての答えは
「できます!」
なのです^^
ただし
固定観念(前提)などの元になっているものを発見すること
そのもが、問題を解決するとは限りません。
だからこそ
インナーチャイルドが
より好ましい固定観念(前提)を新たに学習できるように
インナーチャイルドワークをすることを
おすすめする次第です^^
参考リンク:
みかか
@
はじめまして。友達からホ、オポノポノを教えてもらいヒューレン博士のYouTubeから先生のYouTubeに繋がり、一晩にして22年に渡り抱えてきた心の中のモヤモヤが解決しました。これは本当に感謝しかありません。この22年間、解決に向け色々な事にもチャレンジし出会いその時を乗り越えてきましたが、やっと根底からの解決ができそうでワクワクが止まりません。これまで見て来たこと経験してきた事にも意味があり必要だったんだと 腑に落とすことが出来たように思います。まずは毎日、インチャイワークを重ね体験をして行きたいと思います。本当にありがとうございます。よろしくお願いいたします。
くにさき
@
みかかさん、本当に良かったですね^^
根底の何かが解決すると、それと繋がっている様々な事象が解けて緩み
問題から解放されることがあります。
それも今までの22年間、色々なことにチャレンジして向き合ってきた
みかかさんの行動があったからこその解放だと感じます。
これからが楽しみです。